大橋 哲哉（おおはし・てつや）
まるで深い氷のような自然の儚い美しさを連想させる、大橋さんの作品。ヒビの模様は氷裂貫入や亀甲貫入と呼ばれ、うつわの全面にかけられた厚みのある釉薬が焼成時に収縮し、その収縮率の違いによって生まれます。
ずっと亀甲貫入を作り続けている大橋さんは技術一筋で、作陶に情熱を捧げているかのような印象を覚えました。うつわを通じて会話が生まれ、人と人とが繋がっていく媒体物になれば、と考える大橋さん。ちょっとシャイで、前に前に出ようとする我が強いタイプではなく、一歩引いて落ち着いて考えるタイプ。そんな彼の作品だからこそ、声高に主張するような風ではなく、じわりと作品を通じて彼の良さが見えてくるようです。
茶杯としてご使用いただけるちょっと小ぶりの湯呑です。
薬味やちょっとした食事を盛り付ける小付（小鉢よりも小さめの鉢）としても良さそうです。
（AELUバイヤー/真子）
・作家プロフィール
1979年 山梨県甲府市生まれ
2010年 岐阜県土岐市にて青磁を中心に作陶中
・サイズ
φ8 × h4.5 cm
容量：50 cc
最大：100 cc
＊ サイズ、貫入に若干の個体差があります
＊ モニターにより色味は若干異なる可能性がございます。
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