亀田 文（かめた・ふみ）
柔らかさと美しさを湛えるうつわ
亀田文さんのうつわは、たおやかで女性らしく繊細、でも芯の通った美しいうつわ。
ろくろ成形とは異なり、石膏でとった型に磁器土を押し当てて成形する、型打ちという作り方で製作されています。
型と聞くと画一的な印象を受けるかもしれませんが、押し当てる力の強さや手の当たり方で厚みが変わったり、整った作品ながら作者の手の温もりを感じるうつわに仕上がります。
くっきりとしたラインではなく、全体的に柔和にふんわりとした印象が特徴です。
文さんのうつわは、使用しているのは有田や瀬戸の土ですが和洋の境界を超えて、南フランスを感じるような、使いよく、より洗練された雰囲気を感じます。
現代的でありながら温もりのあるキャンドルが似合う、気分の上がる日や洋食を盛り付けたくなるうつわです。
（AELUバイヤー / 真子）
・作家プロフィール
1973年 神奈川県生まれ
2013年 大分県に築窯
・サイズ
φ25 × h 2 cm
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